事務局からのコメント
今年もそろそろ梅雨に入りかけの頃、国立劇場 歌舞伎鑑賞教室に参加しました。この催しは中・高生、海外の方に向けて、解説付きで開催されているものです。現在、国立劇場自体は改築のため閉館中なので、荒川区のサンパール荒川で行われています。今回の演目は「仮名手本忠臣蔵 五段目、六段目」。忠義、仇討ち、切腹など、日本的な情緒があふれているお芝居です。留学生の皆さんにはどう映ったでしょうか。

会場は荒川区
2023年に国立劇場が閉鎖となり、歌舞伎鑑賞教室はその後劇場を荒川区のサンパール荒川に移し、今年で3回目となりました。
初めて歌舞伎を観る方にもわかりやすい解説があり、海外の方、日本の中高生など、多くの人で毎回にぎわっています。
今回の演目は「忠臣蔵」。日本では昔から人気が高いけど、海外の方にはわかってもらえるかな‥と、事務局としてはやや不安。
いざ、始まると・・
事務局の不安は全く必要ありませんでした。第1部の解説も楽しく、第2部のお芝居もみんな興味津々。
参加者の声
歌舞伎という日本の伝統芸能が、現代の話題や要素とうまく融合されている点にもとても感銘を受けました。やはり、ある程度現代に合わせた工夫や改良があるからこそ、伝統文化はよりよく受け継がれていくのだと思います。また、太夫の語りも非常に印象的でした。本当に素晴らしく、その表現力には驚かされました。私自身は事前に物語の大まかな内容を知っていたため、ストーリーそのものよりも、むしろ歌舞伎ならではの演出方法に多くの驚きを感じました。「こんな表現の仕方もあるのか」と思う場面がたくさんあり、とても新鮮でした。とても印象に残る貴重な文化体験となりました。


会場風景
参加者の声
「2020年に学部生として日本に来てから、現在の修士課程に至るまで約7年が経ちました。その間、歌舞伎は「いつか必ず経験してみたい日本文化の真髄」だと考えていました。しかし、高い価格に加え、どの作品から入門すればよいのかわからないことが大きなハードルとなっていました。
今回、財団からこのような貴重な機会をいただいたことで、ついに歌舞伎を鑑賞することができ、日本社会への理解と愛着をより深めることができました。また、300年以上の歴史を誇る伝統文化が、現代に至るまで自然な形で受け継がれていることに感銘を受けるとともに、羨ましくも感じました。
私たちは異なる時代を生きていますが、200年前の人々も同じ作品を観て、同じように笑い、同じように涙したのだろうと思うと、文化には時代を超え、人種や国籍も越えて人々を結びつける力があるのだと実感しました。」
歌舞伎の美しさ
歌舞伎ではおなじみの3色幕。左から黒色、深緑色、柿色の配色は国立劇場のものなのだそう。一つ一つの色にも意味があり、美しさの上に、伝統のこだわりを感じさせてくれます。
参加者の声
初めて歌舞伎の舞台を見て、その美しさに心から感動しました。伝統的な日本の芸術が持つ奥深さを、衣装や音楽、役者の動きの一つ一つから感じ取ることができました。特に、物語の世界に引き込まれるような時間は、日本文化の豊かさを実感する素晴らしい体験でした。 この機会を通じて、日本の伝統芸能への理解がより深まりました。


参加者の声
すごく面白かったです。映画「国宝」みてからずっと一度生で歌舞伎を見たかったです。このような機会をくださりありがとうございました。